2007年08月21日
ちょっと切なくなった帰り道
私はバイト先にバスで通っています。
週に3回、同じ道を同じように通ります。
先日、普段通り車で通った道にある某産院。
いつもバスで通る道から見える産院です。
普段は人がまったくいないのに、テレビカメラのようなものと、数人の男性。
お祝いって感じでもないし、なんなんだろ?とちょっと思っただけでそのまま。。。
当日、外出先から帰って、新聞記事を読んで「あ、これか」と納得。
生まれたばかりの男の子が産院に置かれていた、というニュースです。
最近は、こんなニュースに驚かないけど、こんな身近であるのか、と、切なくなりました。
こういったニュースを見るたびに思い出す人がいます。
週に3回、同じ道を同じように通ります。
先日、普段通り車で通った道にある某産院。
いつもバスで通る道から見える産院です。
普段は人がまったくいないのに、テレビカメラのようなものと、数人の男性。
お祝いって感じでもないし、なんなんだろ?とちょっと思っただけでそのまま。。。
当日、外出先から帰って、新聞記事を読んで「あ、これか」と納得。
生まれたばかりの男の子が産院に置かれていた、というニュースです。
最近は、こんなニュースに驚かないけど、こんな身近であるのか、と、切なくなりました。
こういったニュースを見るたびに思い出す人がいます。
私は双子妊娠のため、1か月半入院し、そのうち1か月程度を寝たきりで過ごしました。
私の入院していた病室は同じように切迫早産で入院してきた人ばかり。
みんなで「なんとか無事産もうね」なんていう連帯感があった病室でした。
その中にいた彼女は1度死産を経験していたようで、今度こそ、の気持ちで入院していました。
持病をかかえていたようですが、あまり詳しくは知りません。
年末、一時帰宅してつむらやのおそばを食べるのが楽しみ、と語っていたものの、
病状が悪化して急遽一時帰宅取りやめ、そして、そのまま出産となりました。
無事出産したものの、かなりな早産で、彼女は毎日保育器のベビーに会いにいってました。
帝王切開で傷口も辛かっただろうに、でも、そんな様子は全く見せず、元気に赤ちゃんの
お世話をしていた彼女。
私も同じように帝王切開のキズが痛んだけれど、彼女を見習ってがんばろう、と思っていた矢先、
突然彼女が発作を起こして運ばれていきました。
その現場を偶然見てしまった私。青ざめた彼女の顔は今でも忘れられない・・・。
その後、彼女の姿を見ることはありませんでした。
あの時のベビーは今頃どうしているんだろう。
幸せに暮らしているのかな。
お母さんの命と引きかえに産まれた命だもの、きっと幸せになっているよね。。。
命がけで赤ちゃんを産む人もいれば、簡単に産んでそのまま置き去りにしてしまう人もいる。
不公平だな、と思うけど、どうしようもない現実・・・。
しばらくはあの産院を見るたびに彼女のことを思い出しそうです。
私の入院していた病室は同じように切迫早産で入院してきた人ばかり。
みんなで「なんとか無事産もうね」なんていう連帯感があった病室でした。
その中にいた彼女は1度死産を経験していたようで、今度こそ、の気持ちで入院していました。
持病をかかえていたようですが、あまり詳しくは知りません。
年末、一時帰宅してつむらやのおそばを食べるのが楽しみ、と語っていたものの、
病状が悪化して急遽一時帰宅取りやめ、そして、そのまま出産となりました。
無事出産したものの、かなりな早産で、彼女は毎日保育器のベビーに会いにいってました。
帝王切開で傷口も辛かっただろうに、でも、そんな様子は全く見せず、元気に赤ちゃんの
お世話をしていた彼女。
私も同じように帝王切開のキズが痛んだけれど、彼女を見習ってがんばろう、と思っていた矢先、
突然彼女が発作を起こして運ばれていきました。
その現場を偶然見てしまった私。青ざめた彼女の顔は今でも忘れられない・・・。
その後、彼女の姿を見ることはありませんでした。
あの時のベビーは今頃どうしているんだろう。
幸せに暮らしているのかな。
お母さんの命と引きかえに産まれた命だもの、きっと幸せになっているよね。。。
命がけで赤ちゃんを産む人もいれば、簡単に産んでそのまま置き去りにしてしまう人もいる。
不公平だな、と思うけど、どうしようもない現実・・・。
しばらくはあの産院を見るたびに彼女のことを思い出しそうです。
Posted by ふじこ at 19:07│Comments(4)
│しずおかさわやか
この記事へのコメント
読ませてもらった後、何とも言えない気持ちで
パソコンに向かっています。
一つ言えるのは、本当に私は幸せだという事。
体が弱かっただろう彼女や
置き去りにしなければならない理由をもった人など
天使のような自分の赤ちゃんと、
やむなく一緒にいられないなんて。
五体満足な子を授かり、
衣食住不自由せず生活できる事は
本当にありがたいですね…
彼女のベビーも、きっと元気に大きくなってるはず。
そう祈りたいです。
パソコンに向かっています。
一つ言えるのは、本当に私は幸せだという事。
体が弱かっただろう彼女や
置き去りにしなければならない理由をもった人など
天使のような自分の赤ちゃんと、
やむなく一緒にいられないなんて。
五体満足な子を授かり、
衣食住不自由せず生活できる事は
本当にありがたいですね…
彼女のベビーも、きっと元気に大きくなってるはず。
そう祈りたいです。
Posted by taitai at 2007年08月21日 22:01
taitaiさん。
柄にもない記事を書いてしいまい、ちょっと後悔していたところでした。
コメントありがとう。
考え出すときりがなくて、悶々としちゃうよねー。
子供の笑顔を絶やすことは絶対にしない、と誓うしかないよね。。。
柄にもない記事を書いてしいまい、ちょっと後悔していたところでした。
コメントありがとう。
考え出すときりがなくて、悶々としちゃうよねー。
子供の笑顔を絶やすことは絶対にしない、と誓うしかないよね。。。
Posted by ふじこ at 2007年08月21日 22:21
私もショックでしたよ。いつも仕事で行っている病院なので…。命がけできっと産んだと思うんです。だったら、しっかり育てるのが義務だと思うし、あんな事するなら、出来る様な事をしなければいい。この赤ちゃんが成長し事実を知る時、どう思うのだろうか?考えただけでやりきれないです。ムカついて仕方がない(`□´)
Posted by さと at 2007年08月21日 22:40
さとさん。
やりきれないよねー、ほんと。
児童手当増やすよりも、そういった相談窓口整備に力を入れるべき。
あと、産んだ後のサポートもね。。。
双子産んで初めて知った役所の冷たさ、っていうのもあったなぁ。。。
でも双子を産んで地域の暖かさを知った、っていうのもあるし。。。
やりきれないよねー、ほんと。
児童手当増やすよりも、そういった相談窓口整備に力を入れるべき。
あと、産んだ後のサポートもね。。。
双子産んで初めて知った役所の冷たさ、っていうのもあったなぁ。。。
でも双子を産んで地域の暖かさを知った、っていうのもあるし。。。
Posted by ふじこ at 2007年08月22日 20:16